交通事故で打撲をした場合

文責:院長 柔道整復師 市原 武

最終更新日:2024年04月17日

1 交通事故による打撲は痛みが長引くことも

 普段の生活でも、壁に腕をぶつける、ドアに足をぶつける等、打撲のケガを負ってしまうことは珍しくありません。

 このような打撲のうち、痛みが軽いものであれば、比較的短期間で自然に回復するため、通院することなく、普段通りの生活を送るという方が多いかもしれません。

 交通事故による打撲であっても、自然に回復するだろうと楽観視して、そのままにしてしまう方もいらっしゃるかと思います。

 しかし、交通事故のような突然の強い衝撃で生じた打撲は、お身体の損傷箇所が広範囲かつ深いところにある場合が多いため、修復までに時間がかかり、痛みが長引く場合も少なくありません。

 適切な施術を受けずに、損傷部位が傷付いたままの状態でむやみに動かしたり、負担をかける行為をしたりすると、ますます回復が遅れてしまい、痛みが続いてしまいます。

 打撲だからと軽視してしまわずに、なるべく早く適切な施術を受けて、損傷部位の修復を促すことが早期回復につながります。

2 交通事故による打撲の特徴

 自動車に乗っている時に交通事故に遭った場合は、事故の衝撃でハンドルに足を打ち付けてしまったり、座席や窓に身体をぶつけてしまったりすることが考えられます。

 バイクや自転車に乗っている時や、歩行中の交通事故では、転倒した際に打撲を負ってしまうことが考えられます。

 交通事故では、複数の箇所を打撲していたり、打ち付けた覚えがないけれど、気付かない内に実は打撲を負っていたりすることもあります。

 交通事故後に、痛みや動かしにくい部位があることに気付いた場合は、なるべく早く通院し、適切な判断を仰ぐようにしてください。

3 打撲の痛みを接骨院で相談する際のポイント

 交通事故による打撲で接骨院に通院する際は、「いつからどこがどのように痛む」ということを、できるだけ細かく伝えることが大切です。

 複数箇所に痛みがある場合や、痛みに波がある場合は、「接骨院に通院する当日に強く痛む箇所」のみを伝えるのではなく、痛む部分や痛みに強弱があることを漏れなくお伝えいただければと思います。

 このような細かな情報は、実際のお身体の状態をより的確に把握するために役立ちます。

 少しでも痛みや違和感があるようでしたら、気兼ねなく当院にご相談ください。

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