交通事故による捻挫
1 交通事故では頸椎捻挫が多く見受けられます
交通事故で最も多い捻挫は、頸椎捻挫だといわれています。
頸椎とは、頭を支える首の骨のことで、頭を動かす際にも重要な役割を果たします。
交通事故では、強い衝撃で首が前後に激しく揺さぶられることで、頸椎にダメージを負ってしまい、頸椎捻挫になってしまうケースが多く見受けられます。
頸椎捻挫になってしまうと、首に痛みを感じたり、首を動かせる範囲に制限が生じたり、人によっては背中のハリや腰の痛み、手足のしびれ、頭痛、めまいなどの不調を感じる場合もあり、その症状は様々です。
無理に動かすと悪化してしまうおそれがありますので、事故後はなるべく安静にして、できる限り早く適切な施術を受けることが大切です。
2 手首や肩関節を捻挫することも
交通事故では、手首や肩関節の捻挫も起こりやすいです。
例えば、車内でとっさに手をついたり、ハンドルを握ったまま衝撃を受けたりすることで、手首の靭帯に負担がかかってしまい、捻挫となる場合があります。
また、シートベルトによる肩の圧迫や、直接肩に衝撃を受けることによって、肩関節が捻挫してしまうこともあります。
このような手首や肩関節の捻挫をすると、痛みや腫れ、可動域の制限が生じることがありますので、事故後、少しでも違和感がありましたら、お早めに通院されることをおすすめします。
3 捻挫は早期に適切な施術を受けることが大切です
「捻挫だからたいしたことない」「痛みも軽いから大丈夫だろう」と安易に判断してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、捻挫では靭帯が少し伸びてしまうため、捻挫を放置してしまいますと、靭帯が伸びたまま戻らなくなってしまい、捻挫がクセになってしまう可能性があります。
また、捻挫が骨などに悪影響を及ぼし、身体のバランスを崩してしまうおそれもあります。
このような悪い影響を受けることを防ぐためにも、早期に適切な施術を受けることが大切です。
4 当院で行う施術
痛みが強い捻挫は、アイシングを行ったり、微弱電流を流す機器を使って、炎症を抑える施術を行います。
痛みが落ち着いている捻挫に対しては、手技や機器を用いた施術を行い、お身体をよい状態に整えていきます。
痛みの原因を根本から取り除くことができるように、個々の状態に合った方針を考えて対応してまいりますので、交通事故による捻挫は当院にご相談ください。